
スルーサーPを設置する前に、既設橋脚を深さ20mm程度、スルーサーP・ベースプレートの範囲で削ってください。その理由は、補強鉄筋とベースプレートが当たらないようにするためです。
設置位置の下地処理

スルーサーP設置位置の墨出しを行った後、マーキング専用のテンプレートを使用して、スプレー式ペンキにより、孔あけ位置のマーキングを行ってください。
孔あけはハンドドリルによりスルーサーP設置面に対して直角または水平に行い、孔あけ後は孔内のほこりを確実に除去します。
スルーサーP本体を設置する前に、既設橋脚との接着効果の他、コンクリート面の不陸整生やスルーサーPからの圧力を接地面に対して均等に伝えるため、パテ用エポキシ系接着剤を塗布します。
打ち込み式金属拡張アンカーを確実に埋め込んでください。
なお、アンカー径はM16を使用してください。
スルーサーP本体を既設橋脚に設置する方法として、スルーサーP単独先行して設置する方法および切り梁と連結一体にした後に設置する方法がありますが、どちらの方法にしても切り梁の架設は、腹起し側から仮締めし、キリンジャッキの長さ調整により、スルーサーP側(既設橋脚側)に押し当て、連結(設置)を行ってください。
スルーサーP設置

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| 単独先行方法 | 連結一体方法 |
既設橋脚の断面形状が円形または小判形で、スルーサーP本体を曲線部に設置する場合は、既設橋脚接合面の整形が必要となります。
接合面の整形は、スルーサーP・ベースプレートと補強鉄筋が当らない範囲を削ってください。
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既設橋脚にテーパー(鉛直方向の傾斜)がある場合でも、スルーサーP本体は水平に取り付けてください。このため、テーパー部はディスクサンダー等で切削し、壁面が垂直となるようにしてください。
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スルーサーPを使用した山留め材の設置では、鉄筋との位置関係が重要となりますので、事前に仮設計画と配筋計画とを調整してください。
コンクリート下地処理後には、スルーサーPに付着した粉塵をウォータージェット等で洗浄しておいてください。
スルーサーPと鉄筋との位置関係は、構造物の品質にも重要な要素ですので、スルーサーPの配置計画に当たっては鉄筋の位置を確認して行ってください。
特に、軸方向鉄筋(縦方向主鉄筋)はフーチングへのアンカー孔位置との関係もあり、軸方向鉄筋を設計通りに配置しづらい場合もあります。
そのため、どうしてもスルーサーP丸棒に当たるようでしたら、基準の許容値範囲内で鉄筋位置を移動してください。
鉄筋の組立

スルーサーPの周囲をあらかじめ箱抜きした後、ポリマーセメントモルタル巻立てを行ってください。
山留め材設置・撤去基準に準じてください。
スルーサーP丸棒を切断して表面仕上げを行ってください。切断時に鉄筋を切らないよう注意してください。
スルーサーPの切断

表面仕上げ
