株式会社三研テクノクリエイト
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従来工法との比較

従来工法

1.排水・掘削に伴って、切り梁や腹起しなどの土留め支保工を設置する。フーチング躯体工の後に埋戻して捨て梁を設置する。最下段の切り梁を撤去し、足場を設置してから1段上の切り梁直下まで鉄筋を組立て、コンクリートを打設する。

2.一旦足場を撤去する。コンクリートが硬化した部分に支保工を盛替えた後、再び足場を設置する。元の切り梁が邪魔で組立てられなかった鉄筋は継手などでつなぐ。

3.支保工の盛替え、足場の設置・撤去とコンクリートの打設を繰り返して、所定の高さまで施工する。その後、土留め壁内の埋戻し・注水と盛替えた支保工の撤去を繰り返す。最後に土留め壁を撤去して工事が完了。

スルーサーBを利用した工法

1.支保工を設置する。切り梁には前もってスルーサーBを連結しておき、両端のジャッキで位置を調節して設置する。フーチング躯体工が終了したら足場を設置し、所定の高さまで鉄筋を組立てる。切り梁位置では空洞金具に鉄筋を通し、コンクリートを打設する。

2.所定の高さまでコンクリートを打設し、足場を撤去する。その後、埋戻し・注水、支保工の撤去と本製品位置の表面仕上げを繰り返す。土留め壁を撤去して工事が完了。

工期・コスト比較

施工条件

  • 施工環境:水中仮締切
  • 締切規模:B8.4m×L30.8m×H7.0m
  • 切り梁配置:6列3段、18本(H350×350)
  • 壁厚:W=150cm
  • 埋設型切り梁:6列3段、18本(H35-W150)

工事コストの比較

新技術影響範囲(※1箇所あたり)
  従来工法(盛替梁工法) スルーサーB使用※
数量 単価(円) 金額(円) 数量 単価(円) 金額(円)
支保工(1,2,3段)設置 87t 21,830 1,899,210 86t 21,830 1,877,380
支保工(1,2,3段)撤去 87t 13,030 1,133,610 76t 13,030 990,280
支保工(盛替梁1,2段)設置 53t 21,830 1,156,990 - - -
支保工(盛替梁1,2段)撤去 53t 13,030 690,590 - - -
鋼矢板損料 231t 12,450 2,875,950 231t 10,500 2,425,500
主部材損料 77t 17,230 1,326,710 65.6t 14,500 870,000
副部材(A)損料 17.0t 34,460 585,820 13.4t 29,000 388,600
副部材(B)全損 3.1t 252,000 781,200 2.4t 252,000 604,800
小計     10,450,080     7,156,560
             
捨て梁コンクリート 33m3 14,300 471,900      
足場工 860掛m2 1,980 1,702,800 430掛m2 1,980 851,400
小計     2,174,700     851,400
             
ラフテレーンクレーン回送費 6回 40,000 240,000 2回 40,000 80,000
コンクリートポンプ車
回送費
3回 100,000 300,000 2回 100,000 200,000
小計     540,000     280,000
             
スルーサーB
(H35-W150)
- - - 18基 249,000 4,482,000
表面仕上げ - - - 36箇所 4,000 144,000
小計     -     4,626,000
             
合計     13,164,780     12,913,960
比率     1.00     0.98

※スルーサーB独自の積算基準及び歩掛はないため、既存の標準歩掛を参考に積算した。

工期比較

全体工期ベース(※1箇所あたり)
  従来工法(盛替梁工法) スルーサーB使用
土工
排水・掘削・床付け 8.0日 8.0日
基礎砕石 1.0日 1.0日
埋戻し・注水 5.0日 5.0日
小計 14.0日 14.0日
仮設工
矢板打設・引抜き 16.0日 16.0日
支保工設置・撤去 9.0日 9.0日
盛替え梁設置・撤去 6.0日 -
捨て梁コンクリート 4.0日 -
剥離剤塗布 2.0日 -
足場設置・撤去 9.0日 3.0日
小計 46.0日 28.0日
コンクリート工
均しコンクリート 3.0日 3.0日
フーチング躯体工 15.0日 15.0日
橋脚躯体工 30.0日 20.0日
表面仕上げ - 6.0日
小計 48.0日 44.0日
     
作業日数計 108.0日 86.0日
工期※ 126.0日 100.0日
工期比率 1.00 0.79

※(工期)=(作業日数計)×(7/6)とする。

作業性比較

作業項目 従来工法 スルーサーB使用
鉄筋組立 切梁位置では、鉄筋を折り曲げたり、切断したりして設計通りの配置が不可能です。 製品自体が空洞を形成しているため、設計通りの鉄筋の配置が可能です。
コンクリート打設 切梁の下方で一旦打設を中断しなければいけません。 切梁位置に左右されないため、連続した打設が可能です。
切梁撤去 連続したコンクリート打設が不可能なため、構築途中での盛替梁の設置が必要です。 切梁の撤去は、構築完了後に集中して行うことが可能です。
足場撤去・再設置 切梁の撤去や盛替梁の設置のために、構築途中での撤去・再設置が必要です。 足場の設置・撤去は構築開始時と完了時のみです。

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